TVerで水曜日のダウンタウンは無料配信されている?

TVerで水曜日のダウンタウンは無料配信されているのでしょうか?

メインMCはダウンタウン。ゲストMCが持ち込んだ様々な説を検証するVTRを見ながらその批評をするというのが基本スタイル。

趣旨としては以前放送されていた「トリビアの泉」という番組の1コーナーである「トリビアの種」が近い。しかしこの番組はそれよりずっと過激である。

時に放送コードギリギリの検証をしたり、一般人を平気でいじってみたり(しかもやや悪質に)、若手芸人に対しイジメとも見られがちな過酷なロケを強要したりするためクレームも多く、ネット上でもよく炎上したりする。

検証する説は幅広いが最近ではやや特定の芸人に焦点を当てて、その芸人にまつわる説を繰り返したりする傾向もあるかもしれない。

そんな水曜日のダウンタウンですが、TVerでの配信状況はどうなっているのか解説します。

TVerでの「水曜日のダウンタウン」配信状況

「水曜日のダウンタウン」ですがTVerでは残念ながら配信されていません。

TVerで見れないならどこでもダメかというと実は18年の10月以降はパラビというTBSとテレ東のサイトで動画を配信してくれています。

「水曜日のダウンタウン」をテレビ以外で視聴する際にはこちらを使ってください。

[パラビ]

「水曜日のダウンタウン」の見どころ

なんといっても近年のテレビでは珍しい「攻める姿勢」が見どころと思われる。これだけクレームが多く、自主規制を求められる世の中でギリギリのラインを追及し続けるスタイルは称賛に値する。

特にここ最近では若手芸人への過酷なロケの強要が「小学生達への悪影響」、「イジメを助長する」などと騒がれているようだが、まがりなりにもそれでなんとか番組が成立しているのはまず一つはスタッフのバランス感覚が優れているからだろう。

そしてやはり大ベテラン芸人であるダウンタウンの存在が大きいはずだ。

さすがに身体をはったシーンが減った印象のあるダウンタウンだが、その代わりに近年では「下の若手にいじられる」という芸風を身につけはじめたようにも見える。ダウンタウンといえば若手の頃は大御所芸能人にも平気でくってかかり、そのやんちゃな暴れっぷりも1つの魅力だったわけだが、自分自身がその大御所芸能人となった今、テレビに露出する芸としてやはり昔のままでは通用しないとわかっているのだろう。

若手にいじられる事で「愛嬌のある面白いおじさん(おじいさん)」というイメージが若者の中で確立されてきているように思う。

そういった変化を見せるダウンタウンの芸風の中で若手から中堅の芸人がのびのびとトークを繰り広げるから番組自体に伸びやかさが生まれてくるのだろう。

またくだらない検証ばかりやっているようにも見えるが、この番組のスタッフは意外とネットでの風評もリサーチしながら番組を作っているものと思われる。

検証される説の中にネットの中でよく話題になるギャンブル漫画の「カイジ」やクズ芸人で評判の「クロちゃん」を起用してくるあたりにその戦略性がうかがえる。

「水曜日のダウンタウン」の注目出演者

個人的には安田大サーカスのクロちゃんが一押し。

「お笑いは最後は人柄」というのは今や売れっ子になった人気芸人有吉弘行さんのお言葉だが、この番組はよくそれが表れている番組だと思う。

コントや漫才など作り込まれた芸は確かに美しい。しかし、長期的な人気と支持を番組が得るにはやはり登場人物達のキャラクター性が大事になってくるのではないだろうか。

それは別にプラスのものでなくてもかまわない。例えば徹底的にクズな人格を持った個性を見かけたら、やはり気になって見つめ続けてしまうのも人間なのだと思う。

クロちゃんという個性は残念ながら安田大サーカスという作られた芸の中ではイマイチ光っていなかった。その私生活に視点を向け、人間性を掘り下げた時に脚光を浴びる事ができた例である。

この番組の中でのクロちゃんは実に活き活きとしたゲス野郎であり、だからこそ話題を呼び番組の準レギュラー的なポジションを確立できた。

もう1人同じようにこの番組で才能を発揮できていると思うのはオードリーというコンビの春日さんという芸人である。漫才というスタートラインからその後スポーツ芸人という立ち位置を得た彼は、その後少し方向性を見失っていたように個人的には思う。

しかしこの番組では彼の異様な粘着性や常人にはない発想や、逆境に追い込まれた時の対応力を世の中に知らしめた。

特にスタッフに待っていろと言われただけでバスの中で数時間も待ち続ける精神力などはもはや性分とは言えず立派な才能と呼ばれるべきものであろう。

水曜日のダウンタウンという番組で「人間性を掘り下げられて開花した芸人」達が活躍をし、またそれに呼応してスタッフがそれを挑発する課題を与えていき、それぞれが刺激を与えあうからこそ、番組がよりいっそう盛り上がっていくのだろうと思う。

「水曜日のダウンタウン」のお気に入りコーナー

多すぎて書ききれないが、先にあげた好きな出演者に関連して書いていくとやはりまずは「クロちゃんシリーズ」。

言ってしまえばクロちゃんの私生活、あるいは課題を与えられたクロちゃんの動向を観察するというだけのコーナーなのに、それが異様に面白い。

番組ではクロちゃんのツイッタ―なども事前に把握しており、それによりクロちゃんがツイッターにつぶやく「ダイエットをしている」などの近況報告が全てただの嘘であると発覚する事態となった。特筆すべきなのは、それらが「別につく必要もないどうでもいい嘘」だったという事だ。

確かにそういった意味の分からない嘘をつく人間は私たちの日常生活でも見かける事があるわけだが、それを仮にもある程度芸能人として成功している人間がやっているという事実が妙にリアルで奇妙な面白みを作っていると思う。

もう1つあげるならやはり春日さん。

何度も何度もドッキリ的な仕掛けをこの番組にされ、もはや「何か異常な出来事が起こったなら水曜日のダウンタウンの仕業」だというパターンが定着してきている。

通常そうなってくるとマンネリというか飽きがきてコンテンツとしては廃れていくはずなのだが、それでもそうと知りつつ乗ってみたり、むしろあえて全力で取り組んでみたりする春日さんの姿勢に笑いの神は微笑んでいるのかもしれない。ネタバラシをするために近づくスタッフに向かって春日さんが放った「貴様、水曜だな?」というセリフはネットの世界でも伝説となり、長く語り継がれる名セリフとなった。

まとめ

TVerで「水曜日のダウンタウン」が配信されていないのは残念です。テレビ放送やパラビなどをうまく活用して楽しむようにしてください。

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